部品ライブラリエディタを使って既存部品のピン配列変更
水魚堂さんの回路図エディタ「BSch3V」用のライブラリエディタですが、基本的な使い方は水魚堂さんのホームページにある「ライブラリエディタLCoVマニュアル」に記載されていますので参照をお願いいたします。
ここでは、すでにライブラリーにある既存部品のピン配列の変更する方法を紹介させていただきます。
変更方法
ここでは、555タイマーICのパーツについて変更していきます。登録されているパーツのピン配列は、1、2…8の順に並んでいます。このまま使用して回路図を書くと交わる箇所があり、複雑で見難い回路になってしまいます。基本的に回路図の信号の流れは、左から右(左に入力、右に出力)、上から下(電圧が上GNDが下)というふうに書きます。
そこで、見やすくするためにピン配列を変更します。この回路図は「タイマーIC555発振回路」と言われ昔から使われている回路です。
変更方法は、パーツを「ダブルクリック」して「パーツのアトリビュート設定」を表示。ダイアログの下にある「LCoVで編集」をクリック。
「部品ライブラリエディタLCoV」が起動します。ここではピン配列の変更のみなので、ピンをドラッグして好きなところに移動させます。
編集が終わったら、メニューの「ファイル」から「アプリケーションの終了」を選択。すると「現在のドキュメントを保存しますか」と出ますので「はい」を選択。
「部品ライブラリエディタLCoV」が終了します。すると回路図エディタに戻るので「OK」を押します。ここで「OK」を押さないと変更が有効になりませんので、必ず「OK」を押してください。
変更が反映されました。これで完成です。パーツはこの部品のみ変更されており、元々のライブラリ内のパーツのピン配列は変更されていません。
ピン配列を変更する前(左)と、変更した後(右)の回路図を比較してみました。ピン数が少ない場合はそれほど気にすることもありませんが、多くなると複雑で間違いの原因となります。