令和3年4月1日から工事担任者試験内容が変更されました。

 令和3年4月1日から工事担任者試験が変更され、資格の名称が変更及び第二種の廃止、科目免除資格に施工管理技士が追加になりました。

資格の名称変更及び第二種の廃止

 資格の種別は以下のように変更されます。

改定前 改定後
AI・DD総合種 総合通信
AI第一種 第一級アナログ通信
AI第二種 廃止
AI第三種 第二級アナログ通信
DD第一種 第一級デジタル通信
DD第二種 廃止
DD第三種 第二級デジタル通信
  • 交付済みの工事担任者資格者証は、引き続き有効で工事・監督の範囲に変更はありません。
  • 資格科目に変更はなく科目合格の有効期限3年間は引き続き有効です。
  • 廃止されるAI第二種、DD第二種の試験は令和3年度から3年間に限り実施します。

資格者証の種類と工事の範囲

 資格者証の種類及びこの資格者証を有する者が、自ら工事又は実地で監
督することができる端末設備等の接続に係る工事の範囲は、次のとおりとなります。

資格者証の種類 工事の範囲
第一級アナログ通信 アナログ伝送路設備(アナログ信号を入出力する電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備等を接続するための工事及び総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事。
第二級アナログ通信 アナログ伝送路設備に端末設備を接続するための工事(端末設備に収容される電気通信回線の数が1のものに限る。)及び総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が基本インターフェースで1のものに限る。)
第一級デジタル通信 デジタル伝送路設備(デジタル信号を入出力とする電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備等を接続するための工事。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
第二級デジタル通信 デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒1ギガビット以下であって、主としてインターネットに接続するための回線に係るものに限る。)。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備等を接続するための工事を除く。
総合通信 アナログ伝送路設備又はデジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事。

 詳しくは日本データ通信協会 電気通信国家試験センター電気通信の「工事担任者」試験の受験の手引きを参照してください。

科目免除資格に「施工管理技士」が追加

科目免除資格に施工管理技士が追加されました。

施工管理技術検定合格者の科目免除資格
  • 試験科目の免除は、令和3年度の試験から実施。
  • 所定の実務経験は、電気通信回路設備に接続する電気通信工事に限られる。

 詳しくは日本データ通信協会 電気通信国家試験センター電気通信の「工事担任者」試験の受験の手引きを参照してください。